2015年06月12日
日光でハイキング
2015/6/10
前回からの続き。
翌朝は5時に起床。
湖は幻想的な表情を見せる。
本日のミッションはここ菖蒲ヶ浜から、
小田代原、西の湖経由で戻ってくるハイキングです。
お腹一杯だと動けないので、朝食は軽めに。
コーヒーを飲みながらゆっくり徹収作業を
始めていきます。
徹収完了です。
もっとゆっくりしたい気もしましたが・・・・
その後8時ちょうどに菖蒲ヶ浜を出発です。
さあ~、張り切って行くぞ~!
まずはすぐ近くのここへ。
確かに竜の頭に見えなくも無い。
やがてハイキングらしい道へと進んで行く。
驚いた事にもうセミが鳴いていました。
しかし涼しく歩きやすい気温です。
時折車道を渡り、次のエリアへ向かいます。
小田代原に到着。
”貴婦人” と言われている1本の白樺の木。
誰が最初にそう呼んだのか知りませんが、
ピッタリのネーミングですね。
1本だけ凛とたたずんでいます。
そして次のエリアへ。
ここからは少しハードな道が多くなります。
しかもこんな看板が・・・・・・・
熊の生息地なのね・・・・・・・・
あくまでも念のため、ここからモーラナイフを腰に携えます。
動物を傷つけたくはもちろんありませんが、
万が一襲われた時の為です(苦笑)
正直、少しビビッてます(笑)
そいえばここまで誰ともすれ違ってません。
というか、ハイカーを見かけてもいません。
先程の看板にビビッている私の不安は
ますます大きくなります(爆)
そういえば、こんな歌がありましたよね。
「ある~日、森の中、熊さんに、出会った、
花咲く森の道~、熊さんに出会った~」
・・・・・・・・できれば、出会いたくないものだが(苦笑)
突然ではあるが、人生において、いや運命とでも
言おうか。
求める求めないにかかわらず、それは
まるで決められていたかのように
突然、そして必然的にやってくる。
私が彼らと出会うのは、運命、そして
必然だとでもいうのか?
沢の下の方に、何やら黒い物体が2つ・・・・・
・・・・「花咲く森の道~、熊さんに出会った~」・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
はい、出会ってしまいました(号泣)
しかも、2頭もいます。
とっさにしゃがんで身を伏せる私。
私の方が高い所にいるので、彼らは私には
気が付いていないようです。
目測でおよそ70m位の距離でしょうか?
「早く逃げなければ!」 と思う反面、
「せめて写真を1枚!」という思いでシャッターを
きります(笑)
さあ、逃げよう!と思うも、この日の私は赤いシャツ。
ここで立ち上がれば、おもいっきり目立つのでは?
恐怖という感情がジワジワ沸いてきます。
この程度の距離など、彼らが本気を出せばあっと
いうまに詰められるでしょう。
ザックをきつくしめ、万が一の全力疾走に備えます。
意を決っして、そ~っと立ち上がります。
静かに、しかし速やかにその場を立ち去ります。
何度も後ろを振り返り、追ってきていない事を
確認します。
安全な所まで避難したところで、今日初めての
ハイカーとすれ違います。
この先に熊がいる事を伝えると、青い顔をしながら
歩いて行きました(笑)
私44年生きてきて、野生の熊を今回初めてみました。
独りっきりという状況もあるでしょうが、
想像以上の恐怖を感じました。
その後は西の湖を目指します。
小さな湖ですが、なかなかいい所です。
西の湖に近ずくにつれ、ハイカーの数が増えていきます。
11時になりましたので、ここでランチタイムです。
お腹空きました~。
こうしていると、先程の熊に会ったのが嘘のようです(笑)
のんびり40分程休んで出発します。
昨日カヤックで来た千手ヶ浜。
ここから菖蒲ヶ浜まであと3.8Km。
もう少しです。
湖沿いに進んでいくと、湖畔からの風が気持ちいい。
木々の間から見える風景は、疲れを少しだけ癒してくれる。
ようやく菖蒲ヶ浜に到着。
疲れた~(笑)
足はパンパンで、体の節々が痛いです(汗)
途中の休憩を入れて5時間22分のハイキング。
もう肉体的にも、精神的にもクタクタです(苦笑)
でも熊に会った事を除けば、とても気持ちのいいハイク
でした。
ちょっと癖になりそうです(笑)
でも歩行距離28Kmって、歩き過ぎ!